雑記
悩みに疲れ果てる/ハイヤーセルフとの面談(20代女性)
半信半疑で臨んだ療法でしたが、催眠のかかり易さのテストでは、先生の声を聴いているうちに、あっさりと反応が現れて、大変驚きました。テレビで見たことかあるぞとか、本当に身体が動くかなといった冷静な気持ちもありながらの反応でした。意識ははっきりとあるので、恐いという感覚はなかったです。カウンセリング中は常にゆったりと心地よく過ごすことができました。
一通りテストを体験してからカウンセリングの療法に移り、自分の悩み事に向き合うように促されました。
人に相談することが苦手な私は、様々な課題を抱えていました。それを言葉で説明しなくても頭で思い浮かべるだけでよいと言われたので、安心してカウンセリングを続けることができました。
催眠中にトンネルに入り、ドアの向こう側に立っている人がアドバイスをくれるという場面があり、そこには私の友人がいました。明るくて、辛いことも悩み事も受け止めてくれるしっかり者の友人ですが、彼女とはしばらく会っていませんでした。自立して行動できる彼女の横にいると劣等感や焦りを感じてしまうのが辛くて避けていました。
彼女と向き合うことも怖かったはずなのに、何故か素直に彼女が現れてきました。
「あなたは自信がないね。あなたは優しいけれど、人のことを気にするから結局人任せになってしまって決められない。」
「自信を持ってね。思う通りに動いて大丈夫。」
私の頭の中で彼女は喋り、全て肯定するようなことを伝えてくれました。私が欲しいと思っていた言葉が返ってきて、心がとても軽くなりました。
彼女は、普段の姿そのもので、相槌の打ち方も口調も早口なところも全て私の知っている通りでした。
「悩みが小さいうちに相談してほしい」「とりあえず会おう、私たちはずっと会っていない」と具体的なアドバイスから、関係のない雑談まで出てきました。驚きました。実に彼女が言いそうなことでした。
全てのカウンセリングが終わった後は、頭の中がすっきりして、身体はむしろ重く感じました。
今まで前向きに考えようとすると常に自己否定の感情が湧き上がっていたのですが、カウンセリング後は、「自信を持っていい」と強く言ってもらえたことで前向きに考えられるようになりました。
今後難しい決断や困難に見舞われた時、誰にも助けを求められず挫けそうな時、カウンセリングで得た『励まし肯定してくれる存在』が心を救ってくれそうでとても頼もしいと思います。
それから、この友人に久しぶりに連絡をとってみようかなと考えたりしています。
今回は、リラックスと自己肯定感を補強してくれるような不思議な経験ができました。本当にありがとうございました。
施術者からのコメント
施術の際に時間の制約がありましたので、相談の内容を伺わないままの療法としましたが、とても具体的な癒しや諭しが得られました。特に、ご友人に連絡をとってみたいと、現実を変える意識が生じたのは有意義であったと思います。ひいては未来が変わるということですから。
普段意識できている顕在意識内では、尊敬する友人はむしろ苦手意識で封印されており、通常のカウンセリングでは回数を重ねても簡単には引き出すことのできない領域だったと思います。深層の潜在意識に直接働きかける催眠カウンセリングの優位性を示す好例となりました。