雑記

催眠体験/催眠のかかり易さのテスト(20代女性)

催眠のかかりやすさのテスト(被暗示性のテスト)を体験しましたので、レポートさせて頂きます。

①重い本
重い本を持ってみた後に、何も持たずに掌だけ上に向けて本を持っている状態を想像すると、まるで本当に本があるかのような重みを感じました。「手から本をとりますよ。」と言われると本当にふわっと軽くなったように感じ、思わず手も上方に動いてしまいました。

②風船
実際に両手の間で風船が膨らんでいく感覚を一度覚えこませると、膨らませる音を聞いただけでも感覚がよみがえり、手がムズムズするような感覚があり驚きました。

③振り子
手を動かさないのに、何度も強く念じるとつまんだ振り子が思った方向へ動きました。目で押すように言われ意識するとより大きく揺れました。

④握った手のひらが開かない、瞼が開かない、好きな季節の風景を見る
自分にも身体に反応が現れて驚きました。段階を踏んで徐々に深い催眠にかかっていくと身体全体が温かくなり、リラックスしているのを感じました。そして、催眠が深くなるにつれて頭の中でイメージする風景が鮮明になっていきました。

施術者からのコメント

ある公的団体の呼びかけに呼応して、当療院も催眠の体験会を企画して協力することにしました。まずは担当の職員様に催眠の体験をしていただき、詳細な感想文を頂戴しました。
被暗示性を引き出しながら、順当に体験をこなして頂きましたが、特筆すべきは④です。「催眠が深まるとイメージする風景が鮮明になった」とあります。
脳裏に浮かぶイメージ映像を解釈しながら進める療法は多くありますが、「催眠」を用いるとその映像がより鮮明になるのです。また、誘導に従って生じる温感や重感を利用して、自律神経系のコントロール(体調管理)につなげていくことができます。「催眠」が他の療法よりもアドバンテージが高い理由がここにあるのです。