モニター体験録

おねしょの改善/イメージ醸成と暗示効果(小学4年生)

おかげさまで、息子のおねしょが治りました。もう大丈夫と言っていいと思います。
ワラをもつかむ思いで訪ねた出雲心理療院でしたが、米原先生のおかげで望んでいた結果となり、親子ともども心が休まる思いがしています。ありがとうございました。
米原先生は終始穏やかで、筋道立ててお話ししてくださるので、最初はどんなものかと思っていた私自身も安心してお任せすることができました。息子は催眠のことは「不思議だったけど全然怖くなかった、楽しかった」とケロリとしています。
お医者様からは薬で尿の量を減らしてその間心身の発達を待つしかないと言われていましたが、催眠療法はその発達を促す療法のような気がしています。
今、息子の自信のついた明るい表情を見ているとつくづく良かったと思います。
どうぞ米原先生の技術とお人柄で、多くの困っている方を助けてあげてください。
出雲心理療院様の益々のご発展を心より願っています。

施術者からのコメント

例えば、私たちは寝坊ができない時には目覚まし時計を使いますが、不思議なことに目覚ましの鳴る数分前に目が覚めることがあります。このような経験から、たとえ睡眠中でも「何か」が自分をコントロールしていることが分かります。
おねしょの件でも、膀胱に尿が溜まったというサインで「何か」が自分を起こしてくれるのはありうることです。
この方の場合は、お気に入りのキャラクターのおもちゃにその役をしてもらうことにしました。この暗示を強固なものにするために何点かの工夫は必要でしたが、子どもらしい想像力(被暗示力)も相まって結果につなげることができました。
適切な医療受診と並行して催眠療法の得意分野を担っていきたいと思います。

幻聴が消えました!/リソース増進法(40代女性)

季節の変わり目ですが、先生はいかがお過ごしですか。
私の方は、半年以上にわたり何度か催眠療法をして頂き、気が付けば最近幻聴がなくなりました。ありがとうございました。ただ、人前など苦手な感じはあります。
しばらく間が空きましたが、またそちらへおじゃまして話を聴いていただきたいと思っています。催眠もお願いするかもしれません。
よろしくお願いいたします。

施術者からのコメント

催眠療法には過去のつらい体験に立ち返る「トラウマ解消療法」がありますが、病的な幻聴・幻視のある方には禁忌とされています。
そこで当療院では、急性期を過ぎた方には、脳を休めるために催眠下で深いリラックスを施術したり、気分を良くするために楽しかった体験などを想起する「リソース増進療法」等を慎重に行っています。(私は医師ではありませんので、病気を診断したり、症状を直接治療することはいたしません。)
そしてこの方の場合、何度かの療法施術の過程でついに幻聴(時には幻視)が無くなったとのご報告を頂きました。
私は、不安や恐怖を分かち合い、寄り添うことができたことに深い安堵を感じています。

前世からの経緯/前世療法、スクリーン法(40代女性)

現実生活を振り返り、自分の運命に納得がいかない気がしたので、催眠療法でその理由がわかればと思い、思い切って出雲心理療院を訪ねました。
先生の誘導で、過去世に遡る方法で2回分の前世の様子を観ることができました。2度の前世は時代背景は全く違うのに、その2度とも似たように献身的に奉仕している女性の姿がありました。たぶん、あの人が自分なんだろうと納得しながら観ていました。
こういう奉仕を今世まで何度も繰り返しているということは、前世でやり切っていないのではという気がしました。なので、今世の現実世界、これが最後のつもりでやり遂げるべき運命なんだと知ることができました。
もう1点気になっていたことがあったので、先生にお願いしてみると「大丈夫、できますよ」と言ってくださいました。それは、流れてしまった最初の赤ちゃんのことです。
療法に入って見えたのは、もう二十歳くらいの娘に育った子でした。長い黒髪の、ワンピースを着ているかわいらしい子でした。黒髪やワンピースの服は、私の他の子どもにはない特徴でしたので、連想でこじつけたのではなく、この子は間違いなくあの赤ちゃんだろうと直感しました。
その子は、「自分のことは全然心配いらない。お母さんはお母さんのやることを頑張ってね、応援してる」と穏やかに言ってくれました。
(※聴き取りで起草。)

施術者からのコメント

私は、前世があるのか、心霊というものが本当にいるのか、わからないというのが正直な気持ちです。しかし、催眠下で「それが見えます」という誘導をすると、ご本人様の脳裏には不思議なくらい意味のある映像が浮かんでくるものです。
そしてその催眠体験に信憑性があるかどうかはあまり問題ではなく、それを観てどう感じたかが大切になってきます。
そのイメージ映像をご覧になって涙される方もいらっしゃいます。私はできるだけ冷静に次の場面への転換を考えるのですが、思わず感極まることもありました。
私の催眠の師が「クライアントとともに施術者自身もその催眠にかからなければならない」と教えてくれたことを思い出します。

故人との決着/退行催眠(40代男性)

父の死後1年経ちましたが、どうしても父のことが許せず、何か心を落ち着かせることができないか、と思っていたところ催眠療法のことを知りました。
出雲で催眠をしているところがあると分かり、少し距離はありましたが電話をかけると「あなたが思っているような解決法にはならないかもしれないが、やってみる価値はある」とのことで、訪ねることにしました。とは言っても自分として、何がどう変われば心が落ち着くというような考えもなく、お任せする気持ちでした。
父は飲酒やギャンブル癖が激しく、昼間は仕事をするフリはしますが全く身が入らず、家族は陰で散々苦労していました。結局体を悪くして自業自得の亡くなり方で、これでやっと解放されると思ったものでした。
療法に入ると、父は、歳をとることなく現れました。若い頃かけていた黒縁のメガネでニコニコ笑っていました。父は、幼い私の前で黄色い傘を広げました。私の通園用に買ってくれた傘です。そして父はワンポイントの絵柄の漫画のキャラクターを生地の下から指で動かして、この傘は上等だと説明してくれました。私は、キャラが生きているように動く、とびっくりしていました。
若い父とのひと時は、ただただ懐かしさがこみ上げてくる不思議な体験でした。単に自分の記憶がよみがえっているのか、今本当に起きていることなのか、判らなくなるほどでした。
父はしゃがんで私の背中を大きな手のひらで撫でながら何か言ったような気がします。私はそれにうなづきました。

そして施術が済んで帰宅後、ぼんやりと何かの扉が開いた感じを受け止めながら、「完全に忘れていた記憶をなぜあそこで思い出したのか」と振り返った瞬間、全部つながりました。
当時の私は幼稚園に通うことを泣いていやがっていました。父は、この傘をさして幼稚園に通うよう私に促していたのです。

このような情景を思い出し、私の気持ちは決まりました。米原先生、ありがとうございました。報告も兼ねて、感想文をお届けします。

施術者からのコメント

人の記憶は100%、潜在意識の中に残っていると言われています。
この方には「幼い頃のお父様との交流の場面まで時間を遡ります」と誘導しました。ただ、どの記憶が戻ってくるかまでは、私も分かりません。
催眠に携わる私が思うのは、ご本人様の潜在意識自体がその時に最も必要な記憶を選んでくれているのではないか、ということです。
なお、ご自宅での記憶の蘇りは、自然に自己催眠の様な状態に入られたのでしょう。まどろんだ状態の脳波と催眠中の脳波はとても良く似ているからです。

失恋の傷/スクリーン投影法他(30代女性)

恋愛に破局し、悲嘆に暮れる毎日でした。とにかく心が暗く力が入らず、これではいけないと思い、米原先生にはご迷惑かと思いましたが、電話を掛けました。
様子を簡単に説明したところ、「新しいパートナーがイメージできますか」と聞かれました。しかし、それができなかったのでそのとおり答えると、少し練習をしましょう、と受診を案内されました。

まず、先生は、何があったのか、今何がどうつらいのか可能な範囲で話せますかとおっしゃいました。先生は、ひとつひとつ「それは苦しかったですね」とうなづいて下さいました。
催眠療法では、イメージの中で何か人のようなものは見えましたが、はっきりとはしませんでした。それと併せて、今までの彼との関係を断ち切るために、ドアの向こうに追いやりながら握っている手を開くという練習をしました。
2回目受診した時には、新しい男性のイメージは顔までは分かりませんでしたが、優しい気配や体つきなどの存在感を十分に感じることができました。未来の映像を頭の中のスクリーンに映す方法や、前世に還り、約束をしている人と会話したりしました。また、心の家を訪問し、彼用の湯茶セットを準備したり、寝具を2セット置いたりしました。

先生は、様々な技法で、新しい彼の存在を見せてくださいました。いずれ、きっとこうなるだろう、という不思議な「レール」を感じることができ、今は最初の頃の不安感がうそのようです。
どうもありがとうございました。

施術者からのコメント

どの運命開拓法、引き寄せ法を調べても、イメージの力というものを中心に置きます。実はそれが得意なのが催眠に基づくイメージ法です。
通常の「想像」では必ず反対の感情が伴い、むしろ逆効果となってしまいます。「うまくいく」⇒(いや自分には無理だ)、「お金持ちになる」⇒(そうなる理由がない)などです。しかし、催眠を使った場合は潜在意識の中でイメージづくりをするので、反駁が生じる余地がなく、素直に当然のこととして受け入れることができます。
「絶捨離」という運命転換法がありまが、片付くという成果がリアルに心の底に響くので、やはり潜在意識に働きかける方法と思います。