モニター体験録
職場復帰が恐い/退行催眠(50代女性)
卵巣嚢腫で手術、更年期障害から自律神経失調症になり休職を余儀なくされ、絶望の気持ちで療養する中で「一番の原因は自分にあるのでは」と感じ始めました。
いたたまれなくなった私は出雲心理療院さんにお世話になる決心をしました。
先生のカウンセリングはとても丁寧でしっかりと私の話を聞いて下さり、心から信頼してお任せすることができました。
本番ではいろいろなセッションを受けましたが、猫派の私には実は頼もしい猟犬が見守ってくれているんだと言う事、つい戦ってしまう気持ちは前世での無念さを引きずっているからなんだと言う事、まだまだ書き足りませんが沢山腑に落ちることがありました。
その後、さらに催眠療法に興味を持った私は自律訓練法も学ぶことに。
自分で困難に向かえることを教わったことで大きな自信を持つことができ、貴重な財産を手にした気持ちになりました。
今後、教えて頂いた「スイッチ」を頼りに、そして催眠の中で会ったハイヤーセルフと猟犬、美しい海の景色、自分自身の身体からのメッセージを支えに療養に励み、再出発に向かいたいと思います。
米原先生、本当にありがとうございました。
施術者からのコメント
催眠中に湧き上がるイメージ映像について、スピリチュアルな何かが関わっているとの解釈があります。その一方、純粋に脳科学で説明できるとの意見もあります。いずれにしろ間違いなく言えるのは、ご覧になる映像が想像以上にリアルで実感の伴うものであり、気づきの要素が必ず含まれるということです。
(この相談の方は、当療院に何度か通っていただき、目標とされた日に見事職場復帰されました。)
母が目障り/退行催眠(30代女性)
先日はありがとうございました。
退行催眠の治療をして頂いてから2週間経ちますが、あんなにイライラしていたはずなのに、母に対しての怒りが収まってきました。退行催眠を受けて「インナーチャイルドの癒し」で母を許すように伝えたからかなと感じています。
また、人間関係ではソーシャルパノラマの技法を教えていただき、早速試してみました。
まだ上手にはいかない感じはしますが、思い出すたびに関係する人たちの配置をしているので、前に比べて過ごしやすさを感じ始めています。
そして仕事についての悩みも聞いてくださり、その対応策も教えていただきました。この理解でも仕事に感じるストレスが緩和しています。
色々と真摯にご対応してくださり、ありがとうございました。
また何かあった際は、よろしくお願いいたします。
施術者からのコメント
ご家族に対して生じるネガティブな感情について相談がありました。
子どもの頃お友達とうまくいかなかった事、お母様から叱られた経験など、たくさん溢れてきました。そのまま催眠下で幼少の自分と大人になった自分とで会話をしていただき、一つ一つ丁寧に決着をつけることができました。最終的にこの方がご覧になったのは、母の両膝の上でもつれ遊ぶ自分自身の姿でした。
催眠体験/催眠のかかり易さのテスト(20代女性)
催眠のかかりやすさのテスト(被暗示性のテスト)を体験しましたので、レポートさせて頂きます。
①重い本
重い本を持ってみた後に、何も持たずに掌だけ上に向けて本を持っている状態を想像すると、まるで本当に本があるかのような重みを感じました。「手から本をとりますよ。」と言われると本当にふわっと軽くなったように感じ、思わず手も上方に動いてしまいました。
②風船
実際に両手の間で風船が膨らんでいく感覚を一度覚えこませると、膨らませる音を聞いただけでも感覚がよみがえり、手がムズムズするような感覚があり驚きました。
③振り子
手を動かさないのに、何度も強く念じるとつまんだ振り子が思った方向へ動きました。目で押すように言われ意識するとより大きく揺れました。
④握った手のひらが開かない、瞼が開かない、好きな季節の風景を見る
自分にも身体に反応が現れて驚きました。段階を踏んで徐々に深い催眠にかかっていくと身体全体が温かくなり、リラックスしているのを感じました。そして、催眠が深くなるにつれて頭の中でイメージする風景が鮮明になっていきました。
施術者からのコメント
ある公的団体の呼びかけに呼応して、当療院も催眠の体験会を企画して協力することにしました。まずは担当の職員様に催眠の体験をしていただき、詳細な感想文を頂戴しました。
被暗示性を引き出しながら、順当に体験をこなして頂きましたが、特筆すべきは④です。「催眠が深まるとイメージする風景が鮮明になった」とあります。
脳裏に浮かぶイメージ映像を解釈しながら進める療法は多くありますが、「催眠」を用いるとその映像がより鮮明になるのです。また、誘導に従って生じる温感や重感を利用して、自律神経系のコントロール(体調管理)につなげていくことができます。「催眠」が他の療法よりもアドバンテージが高い理由がここにあるのです。
職場の人間関係に悩む/ソーシャルパノラマ(20代男性)
先日、催眠療法を受けた○○です。
その節は大変お世話になりました。
職場での人間関係に悩んでいましたが、あの日の晩からご飯も食べられるし、睡眠もきちんと取れるようになりました。職場でも気持ちが楽になったことを実感しています。
また、偶然だとは思いますが、療法を受けた後、不思議なことに苦手の相手から直接話をしましょうと、持ちかけられ、落ち着いて話をすることができました。
このようなことで、あの一件はひとまず落ち着きました。
今後同じようなことがまた起きる可能性がないとは言い切れませんが、気持ちはかなり楽になりましたので、カウンセリングや療法を受けてよかったと心から思っています。
また何かありましたら是非利用させていただきたいと考えています。
ありがとうございました。
施術者からのコメント
職場等での人間関係改善には、ソーシャルパノラマという技法を用います。自分の周りにいる人たちを将棋の駒のように自由に配置し、距離感を再構築するのです。催眠導入は必ずしも要しない技法ですが、催眠下で行うと一層効果が高まります。
これを行うと、例えば苦手の相手との物理的な距離にも関わらす、自分と相手の間に緩衝材のようなものを感じて、心理的な安定がもたらされます。
また、本人様もおっしゃっているとおり、伴って起きる現実の変化は偶然と思います。しかし、このような偶然を心理学では「意味のある偶然・奇妙な偶然」と表現して区別しています。特にスイスの心理学者ユングは、「シンクロニシティ(共時性)」と呼びました。さらに相談者の回復期によく経験されると解説がされています。
未来を叶えたい/ハイヤーセルフからの教示(30代女性)
米原先生、本当にありがとうございました。
『明日お願い出来ますか? 旅の最中なので、1日で全部詰め込んで!』
全く見知らぬ土地で、全く基礎知識の無い催眠。無茶振りをした私に、全てにおいて親切丁寧にご対応下さり、日を置いた現在に至っても、メールでアフターフォローをして頂いています。
御縁が繋がり、米原先生とお会いできて、本当に良かったと思っています。この奇跡的な出会いに深く感謝しています。
私は、ハイヤーセルフとの対話をはじめとするセッションを通して、自分の心の深くの本当の想いに気付くことができました。これからは、それを受け入れて、どの様に生かしていけるか考える事、二面性がある自分を拒否せずに大切にする事などが目標となりました。
人生の先輩でもある米原先生に教えて頂いた事も深く理解できましたので、きっとこの出会いを、より良いものに昇華出来ると感じています。
私は、自分が思っていたより素直で、でも自分が思っていたより頑固でした。それに気づき、受け入れられた事は、とても有意義なことだったと思います。
最後に。私はプライドが高く、自分をよく見せようとして汚い部分は隠す性格で、米原先生とお話している時も、まだまだ曝け出せていなかったので、それが出来ていれば、さらに深く、意味を持たせられたと思います。
ですから、もし誰かにアドバイス出来る事があるとすれば、自分の為にも、自分を晒す事を怖がらないで欲しいです。米原先生は、決して貴方を傷付けませんから、安心して大丈夫です。
施術者からのコメント
いくつか技法を重ねるうちに、本人様の内面は浮き彫りとなりますが、そのパズルが意味をもって組み合わないため最初は私自身戸惑いました。しかしお話しになっていないことがあると気づき、そのお気持ちを尊重しながら、観えたものの捉え方はご本人にお任せすることとしました。(自分の中に生じた「イメージ」の意味に自分で気づくというのは、催眠療法の醍醐味でもあります。)
ハイヤーセルフから示された内容はもとより、セッションの過程の中で、さらに時間を置いて見つめ直すことができた感覚も含め、大きな納得を得られたご様子でした。